仮住まいの全体的なスケジュール
建て替えやリフォーム、住み替えによって仮住まいを行う場合、どのように進めればよいのでしょうか。
まず、仮住まいの全体的なスケジュールを把握することが大切です。
余裕を持った仮住まい探しを行うためには、仮住まい先に入居する2か月ほど前から物件を探し始め、1か月半~1か月くらい前を目安に絞りこんでいくのが良いでしょう。 物件のおおよそのエリアが定まったら、仮住まいへの引越し会社も決めていきましょう。
仮住まいの賃貸期間は状況によって異なりますが、建て替えやリフォームであれば工期+1か月、住み替えであれば引き渡し予定日+1ヵ月程度の余裕をもった賃貸期間を設定することをおすすめします。
ペットとの入居を希望する場合
賃貸市場において「ペット可」の物件は少なく、仮住まい可能な物件に絞ると非常に希少なものとなります。
ペットとの入居を希望している場合は、仮住まい物件に対する希望条件を緩めることや、物件が見つかったら入居希望時期より多少早い時期でも入居申込を行い、仮住まい先の確保を優先することをおすすめします。
仮住まいの探し方
仮住まい探しは、工事の打合せなどと同時進行で探すこととなりますので、仮住まい探し専門の不動産会社に依頼するのがおすすめです。希望条件に合わせて仮住まい物件の提案や一般賃貸物件への仮住まい交渉を行ってもらえます。
「リロの仮住まい」は、仮住まい専門の不動産会社です。東京・神奈川・千葉・埼玉の仮住まい探しは、こちらからご依頼ください。
仮住まい理由別に、仮住まい探しについてまとめた記事をご用意していますので、こちらも合わせてご確認ください。
建て替え:建て替え期間中の仮住まいの探し方 費用から選ぶ際のポイントまで
リフォーム:リフォーム中の仮住まいの探し方・選び方のポイント
住み替え:家の住み替え、買い替えに伴う仮住まいの費用と探し方
仮住まいへの引越しの流れ
仮住まいの引越しは、建て替えやリフォームであれば自宅と仮住まい先との往復、住み替えであれば旧居から仮住まいと仮住まいから新居への2回となります。
仮住まい専門の引越し会社では、提携のトランクルームに荷物の一部を預けるサービスが利用できる会社もあります。
時期によっては引越し会社の予約が取りづらくなるので、新居への引越し分も含めて、早めに引越し会社を決めて予約しておきましょう。
仮住まいへの引越しのポイント
建て替え・リフォームの場合
リフォームの場合は、工事対象とならない部屋などに荷物を置いていける場合があります。 建て替えの場合も、敷地が広ければ物置を用意して置いていくことができるでしょう。 引越しの手間や費用を削減するためには、仮住まい先で必要なもののみ運び出すようにしましょう。
住み替えの場合
仮住まい先から新居への引越しとなるため、すべての荷物を運び出さなければなりません。仮住まい先に入りきらない場合は、トランクルームに預けることも検討しましょう。
住み替え先が現在よりも狭くなる場合は、仮住まい先への引越し前にモノを減らし、引越し費用を抑えましょう。
仮仮住まいへの引越しに関する手続き
仮住まい先への引越しに伴い、各所への手続きが必要となります。
役所での手続き
住民票は仮住まい期間が1年未満であれば、移す必要はありません。
ただし、医療費の助成や児童手当の申請は住民票のある市区町村での手続きが必要です。 また、図書館などの福祉サービスも住民票のある市区町村でしか受けることできません。
また小中学生の子どもがおり、仮住まいに伴って小学校区や中学校区が変更となる場合は、これまでの学校への通学が認められるかについても確認しておきましょう。
勤務先への報告
居住地が変わることを勤務先へ報告しましょう。
仮住まいによって、最寄駅や通勤方法が変わることもあるでしょう。 勤務先が通勤費を負担している場合は、仮住まい期間の通勤費の扱いについても確認しておきましょう。
郵便局での転送手続き
仮住まい先へ引越したら、郵便局での転送手続きが必要です。 郵便局へ転送届を提出するだけで、簡単に手続きできます。
ただし、銀行やクレジットカード会社などから届く一部の郵便物は転送不要とされており、転送届を出していても転送されないものもあるため、注意が必要です。
固定電話の転送手続き
仮住まい先で電話を利用する場合は「移転(電話のお引越し)」手続きが必要です。利用しない場合は「一時中断」の手続きを行います。どちらもネットでの手続きが可能です。
参考:NTT東日本|移転(電話のお引越し)について、自宅の建て替えで一時的に仮住居に転居し、建て替え後にまた同じ住所に戻ってきますが、その際はどのような手続をすればよいのでしょうか?
ライフラインの手続き
建て替えの場合は建物が取壊しとなるため、解約とあわせてメーターなどの設備撤去の依頼が必要です。
リフォームの場合は工事で使用することも多く、契約はそのままにしておきます。なお、工事中の使用料は施主負担となることがほとんどです。
仮住まいと引越しの費用
仮住まい費用
仮住まいに関する費用としては、賃貸期間分の家賃のほか、敷金や礼金、契約時の仲介手数料、住宅保険料、退去時の原状回復費用が必要です。
賃料が一括前払いとなる場合もあるため、仮住まいにかかる費用は事前に準備しておきましょう。
敷金や礼金はそれぞれ家賃の1~2ヶ月分程度となっていますが、敷金においてはペットとともに入居する場合は+1ヵ月分の上乗せすることを求められる場合があります。
仲介手数料は賃料の1か月分が相場で、住宅保険料は年間で1万円前後となります。
原状回復の費用については、まず敷金から差し引かれ、不足分があれば請求されます。
また、仮住まいの賃貸物件に荷物が入りきらずトランクルームを借りることとなればその費用もかかります。
引越し費用
引越しは建て替えやリフォームであれば往復の引越し費用、住み替えであれば旧居から仮住まいと仮住まいから新居への2回分の引越し費用がかかります。 トランクルームを利用する場合は、仮住まい先のほかにトランクルームとの往復費用もかかります。
仮住まい専門の引越し会社では、トランクルームレンタルがセットになったプランが用意されていることも多く、仮住まい後の引越し先も確定している場合には、仮住まい専門の引越し会社に依頼するのがよいでしょう。
仮住まい探しはプロに相談する
仮住まいの引越しで気をつけるべきポイントは多岐にわたり、仮住まいといえども、物件探しや引越し準備、引越後の手続きなど、やるべきことはたくさんあります。
「リロの仮住まい」は、仮住まい専門の不動産会社です。 仮住まい探しはもちろん、仮住まいの引越し会社やトランクルームのご紹介、不用品整理・引取りについてのご相談も承っております。 仮住まいをお考えの方は、まずは当社までお気軽にご相談ください。
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